世界遺産「富士山」
富士山は2013年6月に世界遺産に登録されました。世界遺産には、「自然遺産」「文化遺産」「複合遺産」の3種類がありますが、富士山は「文化遺産」です。自然の山である富士山がなぜ文化遺産なのでしょうか?
元々、自然遺産への登録を目指していた富士山ですが、
・世界中の火山と比較するとありふれていること
・地球の歴史から見れば若い山のため、自然遺産になるほどの固有....
静岡県富士山世界遺産センターの見どころ
静岡県富士山世界遺産センターは、世界遺産条約第5条の趣旨に則り、富士山が持つ顕著な普遍的価値を次世代に継承する拠点施設として、2017年12月23日に開館しました。特徴的な逆さ富士形の建物は、世界的建築家の坂茂(ばんしげる)氏の設計で、地元で産出された木材・富士ヒノキ約8000ピースを組み上げて作られています。正面の水盤にはセンターの逆さ富士の建物のほか、天候によって本物の富士山が、逆さ富士....
木格子の外壁を持つ"逆さ富士"形の建物が、前面の水盤に映り込むと、"富士山"の姿が現われます。水面に映る"富士山"は、"水の山"としての富士山を象徴的に表しています。
"逆さ富士"形の建物内部は、1階から5階まで緩やかならせんスロープで繋がり、斜路を登りながらスロープ展示を鑑賞することで疑似登山体験ができます。最上階(5階)の展望ホールまで登ると、大きなピクチャーウィンドウからは....
富士山を中心とした大型の地図上に、それぞれ色分けされた「構成資産・要素」「関連資産・霊場」「富士山関連施設」の番号が表示され、富士山との位置関係を把握することができます。
タッチパネル式の情報検索機器には、それぞれの場所や施設の解説、所在地、アクセス情報、センターからの所要時間などが表示され、センター見学後のお出かけにも便利です。
2013年6月、富士山は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉―」という名称で、世界文化遺産に登録されました。このコーナーでは、世界遺産「富士山」について、その概要と世界遺産登録までの歩みを説明するほか、世界遺産認定証の複製も展示しています。あわせて、世界遺産制度を解説し、国内にある文化遺産・自然遺産を写真つきで紹介します。
標高3,000メートルを超える富士山に登るためには、さまざまな備えや情報収集が必要です。ここでは、知っておきたい登山の基本情報や、安全・リスクに関わること、規制やマナーなどを、イラストを交えて解説しています。富士山の環境保全や登山者の安全サポートに使われる「富士山保全協力金」についても説明しています。
静岡県には、富士山だけでなく、それ以外にも誇るべきものがたくさんあります。ここでは、富士山を望む景色がすばらしい10の場所をセレクトした「富士山ビュースポット」、ユネスコやギネス世界記録などの認定を受けた「世界クラス」、静岡県の生産物で全国トップを集めた「日本一」の3点から、ふじのくに・静岡県の魅力を紹介します。