日本の誇りであり、日本人の心のふるさとである富士山。その富士山が世界文化遺産に登録されてから4年半がたちました。そして今、待ち望まれた「静岡県富士山世界遺産センター」が、ここ富士宮市の富士山本宮浅間大社の鳥居に接して建ちあがりました。
センターのフォルムは、富士ヒノキを繊細に組み上げた壁面をもち、逆円錐形の姿が池に映ると富士山となる、又とない華麗さです。館内の展示も、富士山の魅力と神秘さを伝えるには十分な内容です。
富士山について更に深く究めるとともに、その美と伝統を伝え、広く国の内外に知らせ、その秀麗な姿と比類のない文化的価値とを、永く守り続けることが、このセンターの使命です。
多くの人々に愛され、感動を与え続けるためのセンターの活動が、これから始まります。
静岡県富士山世界遺産センター館長 遠山 敦子