『富士山巡礼路調査報告書 須山口・御殿場口登山道』を刊行します

静岡県富士山世界遺産センターでは、御殿場市と裾野市とともに令和3年度から令和6年度にかけて、世界文化遺産「富士山」を構成する登山道のひとつ「須山口・御殿場口登山道」について共同調査・研究を実施し、この度、4年間の成果をまとめた報告書『富士山巡礼路調査報告書 須山口・村山口登山道』を令和7年4月1日に刊行します。
 
本報告書は、令和7年4月1日から当センターミュージアムショップで販売開始しますので、興味のある方はぜひお買い求めください。
当センターにお越しいただけない遠方の方には公式ホームページ(https//mtfuji-whc.jp/wp/zuroku/)からご注文、ご購入いただけます。

A4版 350頁 附属DVD-ROM付 2,000円

<参考> 富士山巡礼路調査とは

平成25年に富士山が「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として、世界文化遺産に登録されたことに伴い、ユネスコ世界遺産委員会から、今は使われなくなってしまった山中・山麓の登山道・巡礼路の位置・経路の全体を特定し、来訪者がかつての巡礼路の経路を通じて構成資産間の関係性・つながりを認識・理解できるよう、情報提供戦略等へと反映させるよう勧告がなされています。

こうした勧告を受け、静岡県では関係市町と連携して平成27年~平成30年に「須走口登山道」、平成29年~令和2年に「大宮・村山口登山道」、令和3年~令和6年に「須山口・御殿場口」の調査を実施しました。