過去の企画展

2024.9.28~2024.11.4

ぐるり 富士山 旅めぐり—肉筆鳥瞰図にみる富士山周辺の観光開発—

大正時代から昭和初期にかけての時期は、「大観光時代」とも呼ばれ、日本各地で観光地の開発が積極的におこなわれました。こうした観光地の宣伝や誘客に大きな役割を果たしたのが、鳥の目で眺めたような視点からダイナミックに観光地や市街地を描いた鳥瞰図ちょうかんず(パノラマ地図)であり、それらは観光パンフレットや絵葉書に印刷されて多くの人々の手に渡りました。

本企画展では、大正の広重と呼ばれ、鳥瞰図の先駆者として活躍した吉田初三郎や、中村治郎をはじめとして初三郎の技術を受け継いだ弟子たちによる肉筆鳥瞰図を中心に、富士山周辺の観光開発の姿を探ります。

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2024.9.28~2024.11.4

転回点 幕末から明治へ -移動する徳川家茂、和宮、明治天皇、そして彼らのみた富士山-

シリーズ「江戸文化のなかの富士山」の第7回目となる本展では、『末広五十三次』『御上洛東海道』ほかの家茂西上関係の錦絵群、和宮江戸下向を記録した絵巻物、明治天皇東幸関係の錦絵群を集成するとともに、和宮ゆかりの工藝品を展示し、幕末・明治の動乱期に国事を担った“若者”たちの“移動”が含意するポリティカルな意義に着目しつつ、歴史の転回点において富士山とその視覚イメージが担った象徴的な役割を確認します。

主催:静岡県富士山世界遺産センター 特別協力:公益財団法人德川記念財団

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2024.7.13~2024.9.8

富士山信仰の拠点となる湧水-湧玉池が育む豊かな生態系-

富士山頂への信仰の道のりの出発点であるとともに地下水の流れの終着点でもある湧玉池。

そこには清らかな湧水に育まれた生態系が形成され、豊かな湧水によって富士宮の歴史と文化が培われています。その湧水は自然・人為の様々な影響を受け、地下水の経路にある環境とその僅かな変化を示しています。

本企画展では、富士山湧水の象徴である湧玉池について、学際的視点からみた特徴及びその恵みについて、歴史資料・自然史標本とともに紹介します。

また、現在の良質な湧水環境を未来につなげるため、今後の湧玉池の姿について考えます。

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2024.4.27~2024.6.9

富士山の「合目 ごうめ」のハナシ

現在、静岡県・山梨県の富士山の各登山道にある「 合目 ごうめ」の標記。各登山道の各合目の標高は同じではないことを知っていますか?

また、同じ登山道でも時代によって何度も「 合目 ごうめ」は付け替えられてきたのです!

謎!?の多い富士山の「 合目 ごうめ」のハナシ、誰かにきっと話したくなるトリビアを学びましょう!!

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