富士山へのあこがれから、日本各地には「蝦夷富士(羊蹄山)」や「薩摩富士(開聞岳)」など、400座以上の「ふるさと富士(見立て富士)」があります。
静岡県では「富士山の日」の推進運動の一つとして、全国にある「ふるさと富士」を撮影した写真を募集し、「秀景ふるさと富士写真コンテスト」を実施しており、今回は、多数の応募作品の中から入賞作品68点を展示します。
また、審査委員長を長年務められた写真家の故白簱史朗氏の写真集『富士眩耀』(ふじげんよう)に収められた貴重な原版写真30点を公開いたします。
葛飾北斎らが活躍した江戸画壇の黄金時代に一世を風靡した時代の寵児で、“富士山の画家”として名を馳せた「写山楼」谷文晁の富士山図を一堂に集め、展示します。
富士登山の過程を克明に描き、徳川将軍の上覧も得た「富士山中真景全図」(当センター蔵)も期間を分けて全巻展示します。
個人:700円、団体(20名以上):600円、70歳以上(要証明):200円、大学生以下・障害者等:無料(要証明)
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、無料でご覧いただけます。(要手帳提示)
※70歳以上の方は証明書(保険証等生年月日の記載された物)が必要となります。
※上記料金で特別展および常設展のどちらもご観覧いただけます。
谷文晁筆「富士山中真景全図」(当センター蔵):会期中巻替えあり
谷文晁筆・谷麓谷賛「富士山図」(当センター蔵)
谷文晁筆「富士図」(三溪園蔵〈山口八十八コレクション〉):前期(12/7~1/9)のみ展示
谷文晁筆「隅田川両岸図」(群馬県立近代美術館蔵〈戸方庵井上コレクション〉:後期(1/11~2/2)のみ展示
谷文晁筆「富士越龍・三保松原・東下り図」(個人蔵)
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本企画展では、富士山本宮浅間大社蔵の「富士曼荼羅」(国指定重要文化財)などの高精細画像による原寸大レプリカを展示し、富士山信仰の世界を紹介します。
現代日本画を代表する画家・山口晃氏の「冨士北麓参詣曼荼羅」(山梨県立富士山世界遺産センター蔵)の原画も特別出品します。
「富士曼荼羅」 (富士山本宮浅間大社蔵、国指定重要文化財) 〈原寸複製展示〉
「富士浅間曼荼羅」(富士山本宮浅間大社蔵、静岡県有形文化財) 〈原寸複製展示〉
「身禄曼荼羅」(ふじさんミュージアム蔵) など
山口晃「冨士北麓参詣曼荼羅」(山梨県立富士山世界遺産センター蔵)
本展覧会では、幕末明治期の錦絵とともに狩野派絵画を展覧し、時代の転換期に富士山イメージがいかに位置づけられたかをひもといていきます。
狩野晴川院養信筆「富士山図」
狩野董川中信筆「富士飛鶴図」
月岡芳年ほか画「末広五十三次」
三代歌川広重画「東京日本橋御高札場之図」
月岡芳年画「東京府中橋通街之図」
梅堂国政(三代歌川国貞)画「青山練兵場観兵式図」
富士山周辺では、かぐや姫は月ではなく富士山に帰り、富士山の神様だった、というストーリーが伝承されています。
本企画展では、この富士山に帰るかぐや姫の物語を紹介するとともに、どのようにしてこの地に伝わったかを探り、富士山とかぐや姫伝説の結びつきについて考えます。
今回の共同企画展では、富士山や富士山信仰についての縁起や霊験譚をまとめて編集した富士山縁起をもとにして、富士山南麓におけるかぐや姫伝説をひも解いていきます。
富士市今泉の富士山東泉院に伝来する永禄三年(1560)の奥書をもつ『富士山大縁起』をはじめ、8点の富士山縁起を一堂に会し、さらには富士山南麓で450年以上栄えてきた東泉院の寺宝を厳選して紹介します。
主催:静岡県富士山世界遺産センター 共催:公益財団法人德川記念財団
後援:日本放送協会静岡放送局 協賛:株式会社静岡銀行
本展覧会は、徳川宗家に代々受け継がれた銘品の数々を御覧いただけます。
東照大権現像:徳川家康の肖像画。忠実に家康を描いたと伝えられる。
太刀 銘 来国光:徳川家康が所用し、将軍権力と権威の象徴とされた名刀。
武蔵野富士図 酒井抱一筆:将軍家に代々受け継がれた江戸絵画の逸品。
富士山図 徳川綱吉筆:将軍自らが筆を執って描いた富士図として貴重な名品。
一般:700円/70歳以上:200円/大学生以下・障害者:無料
※上記料金には常設展観覧料を含みます。
※70歳以上の方は証明書(保険証等生年月日の記載された物)が必要となります。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、無料でご覧いただけます。(要手帳提示)
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