過去の企画展 ー2023(令和5)年度ー

2024.2.23~2024.3.24

第4回 絶景・秀景 富士山世界遺産写真コンテスト入賞作品展

今年も「富士山の日」に合わせ、「第4回 絶景・秀景 富士山世界遺産写真コンテスト」の「絶景しずおか富士山部門」(静岡県側から撮影した富士山)と「秀景ふるさと富士部門」(全国のふるさと富士)の入賞作品展を開催します!

<チラシはこちら

2024.1.1~2024.2.12

【特別展】シリーズ江戸文化のなかの富士山6 富士山 藝術の源泉

本特別展では、万延元年(1860)に遣米使節が持参した徳川将軍から米国大統領への贈答品であることが明らかになった狩野董川中信筆「富士飛鶴図」を中心に、幕末・明治の動乱期に活躍した狩野派画家の作品を展示し、近世・近代転換期における富士山イメージの意義を再検証します。

<チラシはこちら

2023.10.7~2023.12.3

富士を介してよしみを通じる-平川義浩絵葉書コレクションにみる富士山の姿-

明治時代中期から昭和初期にかけて、人々にとって重要な情報伝達手段のひとつであった絵葉書。その中には、様々な形で富士山が登場するものが見られます。

本企画展では、日本屈指の絵葉書コレクターである平川義浩氏より御寄贈いただいた富士山絵葉書のコレクション(1,834点)の中から、選りすぐりの逸品をご紹介し、当時の人々が富士山に込めた願いの姿を探ります。

<チラシはこちら

2023.7.22~2023.9.18

企画展「地層剥ぎ取り資料が語る富士山の噴火と崩壊」

地層剥ぎ取り資料が語る富士山の噴火と崩壊

富士山は「噴火のデパート」と称されるほど、その生い立ちの中で様々なタイプの噴火を起こしてきました。

それとともに、富士山は急速に成長してきた火山であるが故、非常に急峻で不安定な火山となり、その結果、巨大な山体を何度も大きく崩壊させてきた恐ろしい歴史を有します。

本企画展では、富士山麓の各所で採取した地層剥ぎ取り資料を展示し、富士山で繰り返されてきた噴火と大規模な山体崩壊の歴史を解説します。

今回紹介する地層剥ぎ取り資料は、富士山で過去に発生した噴火と崩壊の歴史を示す貴重な実物資料だけなく、今後の富士山で発生しうる様々な現象やそのスケールの大きさを今に伝える重要な証人です。

<チラシはこちら

2023.4.29~2023.7.3

【富士山世界遺産登録10周年記念企画展】美と祈りの霊峰 富士山

2023年は、2013年6月にカンボジア国プノンペンで開催された第37回世界遺産委員会において、富士山が「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」という名称で世界遺産登録されてから10周年の節目にあたります。

当館も開館から6年目に入り、研究や展示と一体である富士山に関わる諸分野の資料収集も、着実に歩みを進めてきました。また、富士山に深い関心を寄せてきた方々からの特色ある寄贈資料も、充実したコレクション形成の一翼を担っています。

今回は、日々進化(深化)し続けていく当館の収蔵品の中から、美(芸術)と祈り(信仰)をテーマに、2期にわたる収蔵品展を企画いたしました。
前期では、「描かれた富士山」をテーマに、朝廷に仕えた土佐派と徳川将軍の御用をつとめた狩野派の絵師による富士山絵画の競演、さらに江戸時代後期に富士山の画家として名を馳せた谷文晁の絵画世界をお楽しみいただきます。
後期では、祈り(信仰)をテーマにした展示会を開催いたします。信仰の対象としての富士山を紐解く資料、富士山信仰に関わる内容を収蔵品よりセレクトして紹介いたします。

本展覧会により世界遺産として登録された富士山の一側面を御覧になり、古来人々を魅了しつづけてきた霊峰の普遍的価値を再認識していただければ幸いです。

<チラシはこちら