『富士山巡礼路調査報告書 大宮・村山口登山道』を刊行しました

静岡県富士山世界遺産センターでは、富士市(文化振興課)、富士宮市教育委員会(文化課)とともに平成29年度から令和2年度にかけて、世界文化遺産「富士山」を構成する登山道のひとつ「大宮・村山口登山道」について共同調査・研究を実施し、この度、4年間の成果をまとめた報告書『富士山巡礼路調査報告書 大宮・村山口登山道』を刊行しました。
 本報告書は、当センターミュージアムショップで販売していますので、興味のある方はぜひお買い求めください。
(A4版 339頁 附属DVD-ROM付 1500円)

当センターにお越しいただけない遠方の方には公式ホームページ(https//mtfuji-whc.jp/wp/zuroku/)から注文、購入していただくこともできます。

<参考> 富士山巡礼路調査とは

平成25年に富士山が「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として、世界文化遺産に登録されたことに伴い、ユネスコ世界遺産委員会から、今は使われなくなってしまった山中・山麓の登山道・巡礼路の位置・経路の全体を特定し、来訪者がかつての巡礼路の経路を通じて構成資産間の関係性・つながりを認識・理解できるよう、情報提供戦略等へと反映させるよう勧告がなされています。こうした勧告を受け、静岡県では関係市町と連携して平成27年~平成30年に「須走口登山道」の調査を行い、平成29年~令和2年に「大宮・村山口登山道」の調査を実施しました。