【第13回富士山世界遺産セミナーのご案内】東海道・原の文化誌

【掲載画像】(歌川広重画 東海道五拾三次之内(保永堂版)・原 メトロポリタン美術館蔵)

 

第13回富士山世界遺産セミナー「東海道・原の文化誌 」を下記のとおり開催します。

主催

静岡県富士山世界遺産センター/沼津市/沼津市教育委員会

日時

令和4年8月11日(木・祝)

午後1時30分~午後4時00分(開場:午後1時00分)

会場

沼津市立図書館4階 視聴覚ホール

(沼津市三枚橋町9番1号)

定員

90名(申込み先着順)

※必ず事前申込みをお願いします。

受講料

無料

概要

江戸時代、東海道の宿駅原は、情報や物流の結節点として繁栄しました。

とりわけ人々の自由な往来が活発化する江戸時代後期には、東海道を東から西へ向かうと愛鷹山の山かげから富士山が徐々に顕れる様子が望める原の風景は、画家のインスピレーションを喚起し、当時流行した真景図―観念的な景観ではなく実際に旅し目にした風景をときに実感を込めつつ描いた作品―として絵画化されるようになります。

そうした原の風景はやがて定型化されるとともに、歌川広重『東海道五拾三次』をはじめとする浮世絵版画にも構図を提供し、“商品化”していきます。

一方、交通の要衝たる原には、植松家のような教養にあふれた文化のパトロンも現れます。同家が構えた帯笑園は、東海道屈指の名園として、京坂や江戸などから多くの文人・画家が集い、ときに制作の場となりました。また原の地からは白隠慧鶴のような江戸時代を代表する高僧も輩出しました。機知や警句に富んだ白隠の書画は、今なお広く親しまれています。

令和4年度の富士山世界遺産セミナーでは、江戸文化の“場(トポス)”として機能した原について、絵画史の視点から多面的に検証していきます。

講演内容

--講演①:「東海道・原の図像学―真景図から浮世絵版画へ」

----講師:松島 仁(静岡県富士山世界遺産センター教授)

--講演②:「東京国立博物館の旧植松家コレクション」

----講師:大橋 美織(東京国立博物館研究員)

--講演③:「白隠と原」

----講師:柿澤 香穂(美術史家)

申込期間

令和4年7月8日(金)から令和4年8月3日(水)まで

〇申込方法:予約専用サイトよりお申込みください。

「お申込みはこちら」のボタンからお申込みいただけます。

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〇チラシ:ダウンロードはこちら

その他

・当セミナーに関するお問い合わせは、静岡県富士山世界遺産センターまでお電話をお願いします。(TEL:0544-21-3776)※対応時間は午前9時から午後6時です。

・7月19日(火)は休館日のためお電話でのお問い合わせには対応しておりません。

・新型コロナウイルス感染症の流行状況により中止または内容を変更する場合がございます。最新の情報は当公式ホームページ(https://mtfuji-whc.jp/)でご確認ください。


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